先月、学校のカリキュラムで、マンション新築工事と、道路工事の現場研修に行ってきました。
最初の見学は、福岡市西区小戸のマンション工事現場です。
工程進捗状況
杭工事→基礎躯体工事→1~4階躯体工事まで終わっていたようです
当日は5階躯体の配筋工事・型枠工事が行われていたようで
躯体工事完了済みの1~2階を見学させていただきました
1階エントランス
Pコン(コンクリート型枠間のセパレーター両端に取り付ける部材)の丸い痕
これから、モルタルで埋められるはずです
共用廊下スラブ
一定間隔で、コンクリートのひび割れ誘発目地が切られています
専有部分
スラブ下のコンクリート支柱(パイプサポート)が残っています
この支柱は、コンクリート打設後17~28日間経過するか(普通ポルトランドセメントのコンクリートの場合・日数は存置期間中の平均気温による)、設計基準強度の85%のコンクリート圧縮強度が出てから取り外します。
梁下の支柱の場合、28日間経過後か、設計基準強度の100%のコンクリート圧縮強度が出ないと取り外すことができません。(建設省告示第110号「建築基準法施行令第76条第2項の規定に基づく現場打コンクリートの型わく及び支柱の取りはずしに関する基準」「第1第2項」)
床転がし配管
→電線管(CD管)・ガス管(TRフレキ管)・給湯管・給水管
建築施工に関する机上の知識を現場で確認できたことは、とても勉強になりました
2つ目の見学現場は道路工事。
今宿道路(国道202号)多久北地区改良工事
→道路改良工一式(道路土工・法面工・排水構造物工・構造物撤去工)
→舗装工一式(舗装工・縁石工・防護柵工・仮設工)
車道舗装
→表層(再生密粒度アスコン)/中間層・基層(再生粗粒度アスコン)
上層路盤(再生粒調砕石)/下層路盤(再生クラッシャーラン/粒調Fe処理剤)
歩道舗装
→表層(再生密粒度As)/路盤(再生クラッシャーラン)
富西地区改良工事
舗装工一式には、多久北地区の舗装工一式の内訳工事に加え、
「情報ボックス工」と「道路付属施設工」が含まれています
うーん、「施工管理」の授業で舗装工事のことはちらっと習ったけれど、仕事(弁護士業)での取り扱い経験がないので、細かいことはいまいちピンとこない・・。
多久北地区は車道の道路土工の途中?
説明が聞こえにくい位置にいたのと、元々知識がないので、
自分の撮った写真ながらあまり記憶が喚起されません;;
歩道は路盤工事まで終わっているように見えます
富西地区は、車道が上層路盤か基層まで出来ていて(多分・・)
歩道と自転車道は表層仕上まで終わっているようです
見学したときは、法面起点付近の表層仕上げ(左官工事)が行われていたように思います
マンション工事見学のときは直射日光を浴びることもなく、そこまで暑さを
感じなかったけれど、道路工事は見学するだけでも熱中症の危機を感じました
今夏の猛暑まっさかりの中、道路工事に従事する方々をただただ尊敬
現場研修の受け入れをしてくださった株式会社松本組の皆様、ありがとうございました!