本日11~16時、先日このコラムでも告知した、欠陥住宅ふくおかネット主催「熊本地震による被災建物・緊急電話相談会」を行いました。
いくつかの新聞が相談会の実施について取り上げてくれたほか、告知記事が掲載された朝刊を避難所に無料配布していただけたようです。
結果、合計23件のご相談がありました。被災地域ごとの内訳は、熊本市内15件、益城町3件、宇城市2件、
ご相談のあった建物被災状況としては、損傷が内外装仕上に留まっているもの、躯体自体が損傷・露出しているものと様々でしたが、比較的築年数の浅い建物に関するご相談も多かったのが印象的でした。
相談者の多くの方が、建築士による現地調査を希望されていました。欠陥住宅ふくおかネットでは、これから、他の地域の建築士の協力も得て、できるだけ近いうちに現地調査を実現する体制を整えたいと考えています。
なお、地震被害の大きかった阿蘇市や南阿蘇村の被災建物に関するご相談は1件もありませんでした。これらの地域には相談会の情報が行き届いていなかったのか、被災者の方は未だ建物のほかに心配しなければいけないことが多すぎるのか、気がかりなところです。
欠陥住宅ふくおかネッのト電話相談会はいったんこれで終了となりますが、今後、被災建物の現地調査等を希望される方は、欠陥住宅ふくおかネットの通常相談にお申込みいただければと思います。
(付記)
電話相談会では、地震保険の保険金支払に関するご相談などもあり、建築問題だけでなく、災害関連の法律問題全般について知識を習得しておく必要性を感じました(今後、福岡でも被災地から避難されてきた方の法律相談が増えてくると思われます)。
4月25日からは福岡県弁護士会の法律相談センターで、震災関連の無料面談相