ご相談の流れ
ご予約のうえ、来所によりご相談ください。
※事案の正確な把握が困難なため、メールや電話でのご相談は基本的に承っていません。
ご相談の際には、相手方(工事施工業者、売主など)との契約書、設計図書(仕様書や図面)、建築確認申請書、不具合箇所を撮影した写真など、参考となる資料のご持参をお願いいたします。
さらに、事案の内容をまとめたメモなどをご準備いただけると、事案の理解やご相談時間の短縮に役立ちます。
欠陥住宅/建築紛争や欠陥造成などの事件を受任する場合は、依頼者の方に、建築士による対象物件の調査を先行していただいています。調査は通常、簡易予備調査によって詳細調査の方法・範囲を絞ってから、詳細調査の実施及び報告書作成、相当補修方法の立案 ・費用見積という流れになります。
詳細調査に先立って、弁護士としての観点から、建築士の方と重点調査箇所や調査方法について相談し、こちらから指示させていただくこともあります。
損害額として転居費用を計上する場合、引越費用や代替住居賃料などの見積は、相談者の方ご本人に取得していただいています。
こうして把握した概ねの損害額に基づいて弁護士費用を決定し、委任契約を締結します。受任後、事案の性質に適した手続を選択し、事件を処理していきます。
費用について
◆相談料
事件受任前のご相談の際にいただく費用です。
①平日(18時まで):5000円(税別)/30分
②平日18時以降・土日祝日:7500円~1万円(税別)/30分
※②は原則としてご対応していません。緊急の場合などにお問い合わせください。
③同一事案に関する3回目以降のご相談:1万円(税別)/30分
◆着手金・報酬金
*着手金は、事件を受任する際にいただく費用です。
(事件の処理が不成功に終わってもお返しすることはありません。)
*報酬金は、事件の処理が終了した際、成果に応じていただく費用です。
*原則として、下表による算定金額とします。ただし、争点の難度、事件処理に要する時間・労力(着手金の場合はそれらの見込み)、証拠調べ(尋問)実施の有無、依頼者の方が現実に得た経済的利益と補修費用との差額(報酬金の場合)などを考慮のうえ調整しています。
(1)建築紛争関係事件の着手金及び報酬金
経済的利益(※1)の額 | 着手金(税別) | 報酬金(税別) 下欄の金額に(※2)の金額を加算した額 |
---|---|---|
500万円以下 | 11% | 22% |
500万円を超え3000万円以下 | 5.5%+27.5万円 | 11%+55万円 |
3000万円を超え3億円以下 | 4%+72.5万円 | 8%+145万円 |
3億円超え | 3%+372.5万円 | 6%+745万円 |
(2)上記(2)以外の事件の着手金及び報酬金(請求側の場合)
経済的利益(※1)の額 | 着手金(税別) | 報酬金(税別) |
---|---|---|
300万円以下 | 10% | 18% |
300万円を超え3000万円以下 | 7%+9万円 | 12%+18万円 |
3000万円を超え3億円以下 | 5%+69万円 | 8%+138万円 |
3億円超え | 4%+369万円 | 6%+738万円 |
(※1)
相手方に金銭支払を請求する場合、請求総額が経済的利益となります。
相手方から金銭の支払を請求されている場合、減額を求める額(減額された額)が経済的利益となります。
(※2)
訴訟遂行にあたって弁護士が作成した書面及び書証の合計枚数が30枚を超えた部分につき、1枚あたり7000円(税別)を乗じた額。
ただし、依頼者の方が現実に得た経済的利益から弁護士費用・調査費用・実費等を控除した額が補修費用を著しく下回る場合などは、上記加算額を減額またはご請求しないことがあります。
◆時間制報酬(タイムチャージ)
事案によっては、上記の着手金・報酬金方式ではなく、①着手金+タイムチャージ方式、②完全タイムチャージ方式とさせていただいています。
タイムチャージ額は、下記を目安としています。
①方式:2万円(税別)/1時間
②方式:3万円(税別)/1時間
◆実費
事件処理に要する実費(交通費、郵便代、印紙代、コピー代など)として予め一定額をお預かりします。
事件処理途中で実費が不足すれば追加でお預かりし、事件終了時に残額があればお返しいたします。
◆調査費用
欠陥住宅/欠陥建築事件などでは、弁護士費用のほか、建築士費用(調査費用や打ち合わせ費用)が発生します。
建築士費用は、簡易予備調査費用5万円以上、詳細調査費用50万円以上、打ち合わせ費用1時間1万円程度が目安です。事件処理の進展につれて、追加調査が必要になることもあります。